産後はつらいよ⑥〜【亀裂】【白斑・乳口炎】【乳腺炎】〜

出産・子育て

こんにちは。凡主婦ムーです。

主に出産〜産後退院頃にかけて私が味わったつらい体験についてお伝えしてきた「産後はつらいよシリーズ」ですが、いよいよクライマックスです。

産後起こりやすい乳トラブルの御三家、「乳頭の亀裂」「白斑・乳口炎」「乳腺炎」という、最終回にふさわしいラインナップでお届けします。

乳トラブル御三家とは

まずはイメージ画像をご覧ください。

第一の刺客《亀裂》

荒くれ者。

● 乳頭亀裂・・赤ちゃんの浅吸いなどが原因で乳頭に亀裂が入り、ひび割れた状態になること。

第二の刺客《白斑》

一度現れるとなかなか帰りません。

● 白班、乳口炎・・乳口に炎症が起きた状態。乳栓が詰まったことによるものと、乳口の傷が炎症を起こしたことによるものの二種類が考えられる。

第三の刺客《乳腺炎》

熱を操るスタンドを持つ。

● 乳腺炎・・乳房に腫れや炎症が起きた状態。主に乳腺に母乳が溜まって起きる急性うっ帯性乳腺炎と、細菌感染による急性化膿性乳腺炎の二種類があり、ひどい場合は高熱を伴う。

私は長女を妊娠中、産後きっと訪れるであろう授乳の時間に対して思いを馳せることはありませんでした。

安産のための呼吸法や陣痛の痛みを和らげるグッズ、赤ちゃん用品や産後の手続きについてなどは色々と調べましたが、産後自分の身体がどうなるかについてなんて、全く気持ちが回っていませんでした。

よく「産んだら終わりじゃない。そこからが大変」とは聞いていましたし、きっとそうなんだろうくらいには思っていましたが、初産を控えた私には、それを具体的に想像する力はなかったです。

なので思いました。

授乳がこんなに大変だったなんて!

聞いてないよ!!

そんな私の体験談を。

長女出産後、あっという間に乳首は傷だらけに。乳腺炎疑惑から初めての母乳マッサージまで

産後翌日から授乳が始まり、ワクワクしていたのもつかの間、いきなり壁にぶち当たります。

授乳、難しい・・。

なんとなーく言われたように授乳してみるものの、「もっと深く。乳輪まで咥えさせるのよ。」と毎回助産師さんにやり直しされてました。

そして授乳の下手さから、徐々に乳首はすりきれていきました。

助産師さんが言っていた「乳輪まで深く咥えさせる」という意味がこの時はさっぱりわからなかったのですが、正しい授乳ができていないことによる「浅飲み」が、授乳初期において傷ができる最大の原因なのでした。

そう、これが乳トラブル御三家最初の刺客、「乳首の亀裂」の始まりでした。

入院中からすでに乳首の痛みが始まっていたのですが、退院後に症状はどんどん悪化。

ようするに乳首が「キレてますよ?」という状態なわけで、当然痛いのです。(ちなみに正確には私の場合乳首の見た目は、赤い皮膚があらわれて「ムケてますよ?」という状態でした。)

とにかく授乳が痛くて、恐怖で仕方ありませんでした。

乳首をふくませる時は、「フーッ、いくぞ・・」と震える心を静め、息を止めてえいやっと放り込む。

しかし乳首を抜く時がまた恐怖なため、なかなか決心がつかず授乳が長引く→傷が悪化という負のスパイラルに。

そんなウブな対応をしていると、 第二の刺客「白斑」も現れ、乳首があっという間に戦場と化します。

そしてさらに状況は悪化。

退院から約1週間後、急に38度台の高熱を出しました。

そんな中でも、娘はお腹が減って泣きます。

熱と寝不足で朦朧としながら、激痛の乳首で挑む授乳。

地獄です

葛根湯を飲み、翌日には熱は下がったのですが、この頃から娘の寝る時間が減っていきました。

それまで大体2〜3時間はまとめて寝てくれていた娘が、授乳をしても泣く時間が増え、寝なくなっていったのです。

今思えば、母乳量が足りていなかったのではないかと思うのですが・・。

産院にいる間、おっぱいガチガチを乗り越えた後は順調に母乳量が増え、助産師さんにも「これだけ出てたら母乳だけで大丈夫ね!」と、太鼓判を押されて退院した私。

「母乳が足りていない」ということを、受け入れられない自分がいました。

今にして思えば、何故あんなに母乳に執着していたのか。

母親から「おっぱい足りてないんじゃない?」「ミルクあげてみたら?」と言われる度に傷つき、布団に隠れて泣いた時もありました。

完全に精神がまいってましたね。

高熱が出た翌日、夜の11時頃から授乳・オムツ替え・抱っこと繰り返すものの、ぐずついてほとんど寝ないまま翌朝を迎え、耐えきれずにミルクを足しました。

その後娘は3時間ほど続けて寝てくれたのですが、やっと寝られてホッとする反面、なんとも言えずやるせない気持ちになったのを覚えています。

どうして寝ないのか?

どうして急に母乳が足りなくなったのか?

悶々とする中で検索魔と化し、 「乳首痛い」やら「新生児寝ない」やら散々調べていたのですが、その中でふっと、「あの熱は乳腺炎だったんじゃないか?」と思ったのです。

乳腺炎になると母乳の出が悪くなるなど、調べてみると思い当たる節が多々あり、授乳の不安も抱えていた私は、昔からある近くの助産院に足を運んだのです。(出産した産院にも電話をしたのですが乳房マッサージなどはやっておらず、乳腺炎や乳首の痛みに対して相談してもあまり力になってもらえなさそうな雰囲気でした。)

そこでおばあちゃん先生にみてもらった際、初めて母乳マッサージを経験しました。(おばあちゃんは桶谷式を勉強されたとのことでした。)

温かいタオルでほぐしながら、ピューピューと母乳を出してくれるのを見て、心が軽くなったのを覚えています。

それから自分の授乳を見てもらい、抱え方や咥えさせ方を指導してもらい、ちゃんと咥えさせられた時は乳首の痛みも少し軽く済むことを知りました。

そうは言ってもなかなか要領を得ず、帰ってからは正しい授乳ポジションについてまた検索の日々が始まるのでしたが・・。

そして助産院から帰ったその晩、久しぶりに娘がぐっすり寝てくれたのです。

いま現在何度も乳腺炎を経験した上で振り返ってみて、この時の自分が本当に乳腺炎だったのかはよく分からないのですが、とにかくこの先の授乳生活に希望が見えた事ははっきり覚えています。

そしておばあちゃん先生の「とにかく吸わせなさい」との指示に従い、猛烈頻回授乳がスタートしたのでした。

乳頭トラブルは圧倒的に初産ママのほうがなりやすい。原因は?

第一子、第二子ともに(下の子はまだ今も授乳中です)何度も乳トラブルには悩まされているのですが。

実感として、亀裂などの乳頭に傷ができるトラブルに関しては、圧倒的に初産ママのほうがなりやすいと感じています。

その大きな理由は以下のふたつ。

① 乳首が硬い

② 授乳が下手

まず①について。あくまでも私の場合で振り返ってみると、

授乳成熟期の乳首→マシュマロ

初出産前の乳首→カリフォルニアレーズン

くらい別物でした。

乳首ってこんなにやわらかくなって、こんなに伸びるようになるんだ。

子供を産んで初めて知りました。

ガサガサの硬いかかとを想像するとわかりやすい気がするのですが、硬いとささくれや傷もできやすいですよね。

乳首も同じで、やわらかくて伸びがいいと傷がつきにくい。しかも赤ちゃんも吸いやすいので、浅飲みになりにくく、これまた傷になりにくい。

とにかく柔らかいに越したことはないのですが、授乳を経験したことのない初産の乳首は、当然伸びが悪いのですね。

私の場合は妊娠中のマッサージを怠っていたので、より乳首が準備不足だったと考えます。

次に②について。

授乳には高難度のテクニックを要すると心得よ。

授乳めっちゃ難しいんですよ。

ただでさえ小さくてぐにゃぐにゃで、頭をきちんと支えて抱っこするだけでも難しい新生児の赤ちゃん。

その赤ちゃんを正しい授乳姿勢に固定し、小さな口をしっかり開いてもらい、乳首をがっつり咥えてもらう。

もはやプロフェッショナルな作業なんですよ。

しかも乳首の形や大きさなどママ側の要素に加え、子供の口の形や飲みっぷり(疲れてすぐ寝てしまう子もいます)なども関係するので、そのママと子の相性によっても難しさやテクニックが変わってきます。

もうほんと、おっぱい飲ますだけで大変なんだよォーッ!と、声を大にして言いたい。

もちろんそんな悪戦苦闘することなく、さらっと習得される方もいらっしゃると思いますが・・。

初産の際に散々悪戦苦闘した私は悟りました。

産後入院において、身体の回復と並ぶ最大のミッションは、授乳技術の習得だったのだと・・!

さらに言えば、この「授乳が正しくできているか」が全ての乳トラブルの原因・解消につながる大きなポイントなのだと。

それくらい大事な授乳技術の習得ですが、特に私が出産したところのような基本母子別室スタイルの産院では、授乳タイムに超前のめりになる必要があると感じます。

トラブルの予防・対処法

乳腺炎ともなれば、助産師さんにみてもらったり、おっぱいマッサージや病院での診察などを受けることが基本になります。

冷やすのか温めるのかも、乳腺炎の状態によって微妙な判断なので難しいですよね・・。

しかし「乳頭亀裂」や「白斑」については、予防・対処法としてクリームでの保護や、授乳前の乳頭マッサージがとても効果があると思うのでオススメします。

「授乳前にクリームを塗ったうえ、しっかりと乳頭マッサージをして、少しだけ先絞りをしておくようにする。」

2人目の産後はこれを徹底してやったことで、新生児期のトラブルはほぼ無く過ごすことができました。

このクリームというのは、赤ちゃんが口に入れても大丈夫な、天然成分のオイルであるラノリンを使ったクリームのことです。

私が使っていたのはメデラの乳頭保護クリームでしたが、質感がこっくりとして乳首をしっかり保護してくれる感じが好きでした。

ちなみに

この記事を書いている真っ最中、乳腺炎になりました。しかも薬を飲むレベルのかなりひどいやつに・・。

1週間くらい家事育児以外はほぼ寝て過ごすハメになりまして、なんの呪いかと思いました。

ちなみに白班じいさんはまだ居座ってます。。

何度も経験して、少しは予防策や対処法が見についてきたかなと調子に乗っていましたが、おっぱいトラブルはそう甘くないですね。

というわけで、そろそろ教訓で締めたいと思います。

   教訓⑥

乳首は柔らかければ柔らかいほど良い。

入院中は授乳ポジションの習得に専念すべし。

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コメント

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