こんにちは。
今では5歳の年長さんになり、すっかりお姉さんらしくなった長女が、新生児だった頃の話をします。
娘は、私の抱っこだとなかなか泣き止みませんでした。
里帰り出産で実家に帰っていたのですが、母が抱っこすると落ち着いてそのまま眠ることもあるのに、私の抱っこだとそうはいかない。
そのことは、産後の私の不安な気持ちに拍車をかけました。
長女の産後当時、体の不調におっぱいのトラブルなど、私の体はボロボロでした。
【産後の不調についてはこちら】https://marugozen.net/category/%e5%87%ba%e7%94%a3%e3%83%bb%e8%82%b2%e5%85%90/%e5%87%ba%e7%94%a3%e3%81%ae%e5%bf%83%e6%a7%8b%e3%81%88/
順調とは程遠いスタートで、さらに初めての出産・新生児育児で右も左もわからず、心配なことばかり。
おっぱいは足りているのか?
ミルクを足したら、おっぱいが出なくなるかもしれない?
なぜ娘はこんなに寝ないのか?
この傷はいつ治るのか?
そんな不安の中、泣き止まない娘。
私は娘を抱っこであやすことに完全に自信をなくしていて、それこそ一日中ソファに座って授乳を繰り返していました。
だっておっぱいを咥えていれば泣かないから。
寝てくれたら、そのまま授乳クッションの上で寝かせて、次の授乳に備える。
下手に動かすと起きてしまうので、怖くて布団に置くこともできませんでした。
「新生児がお母さんの抱っこで泣き止まない・寝ない」というのはそれなりにある話のようで、原因を調べるとよく以下のようなことがあげられます。
- おっぱいの匂いで興奮し、授乳モードになっている
- ママの不安な気持ちが伝わっている
- 抱き方が好きな抱き方ではない
そんな理由が出てくるんですが、「そうなのかな、そうなのかもしれないな」とは思っても、結局また泣かれれば自信を失くし、解決とはならなかった。
そしてそんな日々も結局3ヶ月もすれば、逆に“ママの抱っこじゃないと泣き止まない”に変わっていきました。
さらに2人目の息子の際は、新生児の時から泣き止ませに苦労するようなことはあまりありませんでした。
2人目ということで育児に慣れたことの落ち着きや安定感もあるのかもしれませんが、子供の性格だって違うので本当のところはわかりません。
わからないけど、わからないからこそあの当時、ソファに座りながら眠い目で携帯を覗いて、少しでも救いになる言葉を探してたんだなと思います。
今思うと、私がつらかったその当時欲しかったのは、同じ立場の人からの共感だったような気がします。
そういう気持ちで今日はあの頃の自分を思い出しながら、「今つらい」誰かに寄り添えたらと思ってこの記事を書いてみました。
だから今、「ママの抱っこだと泣き止まない赤ちゃん」に心が折れそうになってる人がいたら言いたい。
「私も全く同じだった!」
「そういう時、めっちゃ立場ないし、やるせなくなるよね!」
「自信なくなって泣きたくなった。いや泣いた!!」
ふぅ〜、ちょっとスッキリ。
本当はつらかったその瞬間の気持ちを書いていれば一番良かったんでしょうけど・・その時はブログをやってみようなんて心の余裕はもてなかったな〜。
実際育児の不安やストレスというものは子供が何歳になってもつきものですが、その根っこの部分は『見通しの立たなさ』にあるように思います。
過ぎ去れば一瞬のことで、“あの頃はああだったな”と流せてしまうことだらけなんですが。
真っ只中にいる時は「これがいつまで続くのか」「どうすれば良くなるのか」「いま自分のやっていることは正しいのか」そんな気持ちにとらわれて、どこかに答えを探そうとしてしまう。答えなんてないのに。
だけどそれは無駄じゃなくて、子育てについて一つ一つ悩みながら、「受け入れる」練習をしているのかなと最近思ったりしています。
さて。
ちょっとこのままだと語りだしちゃいそうな危険な匂いがしてきたので、このへんで終わりにしておきます。

最後に。いや、そんなんいいから解決法を教えてよ!っていう方に・・
赤ちゃんが泣き止まない際のつらい気持ちとの向き合い方は、以下の記事がすべて答えてくれている気がします。
公益財団法人 母子衛生研究会「赤ちゃん&子育てインフォ」
井田助産院 母乳育児のヒント