こんにちは、凡主婦ムーです。
普通自動車第一種免許取得を目指し、子連れで通っている教習所ですが。
ついに卒業検定を受ける時が訪れまして、その結果、見事、
落ちました。
想定の範囲内。
想定の範囲内ですけどね。
落ちることそのものは想定の範囲内でしたけど、しかしながら。
「落ちたことによる精神的ダメージ」
こちらは想定の範囲をはるかに超えていました。
補助ブレーキにより一発終了
そもそもの落ちた原因ですが、これはもういたってシンプル。
補助ブレーキ発動させました。
忖度の余地なしの一発終了パターンですね。
さて踏まれた原因ですが、それは大きな交差点を右折する際に起こりました。
セパレート信号で右折の矢印→が出ていないにも関わらず、隣の直進・左折車につられてうっかり動き出してしまったためです。
そりゃアカン。
隣につられたっていうのもありますが、対向車と横断歩道ばかりを気にして、信号の判断が抜け落ちていた。
もしも自分が先頭車両でなければ、こんな感覚のままで検定に受かっていたのかもしれないと考えると、
逆に恐ろしいと思いました。
なので、落ちたことそのものは、むしろ良かったと今は思っている次第です。
ですが、冒頭にも書いた通り、卒検に落ちる精神的ダメージはかなりのものがありました。
”大多数は受かる”という現実がつらい
結局のところこれにつきるのですよ。
大体落ちた話をすると、
「あっ、ほんとに落ちる人いたんだ。」
という反応が待っている。
受かって当たり前の世界。
その世界で落ちることの敗北感。劣等感。
そして少しネットを開けば、
「卒検で落ちるような奴に免許なんか渡すな」
「卒検で落ちるとかマジで不思議」
「MTならまだしも、ATで落ちるようなやつは迷惑だから路上に出るな」
そんな罵詈雑言の嵐。
そう、落ちた人間は、「標準以下の自分」をつきつけられるのです。
そして「運転不適格者」の十字架を背い、後ろ暗い気持ちでこれから一生ハンドルを握ることになるのです。
だいぶ極端なことを言っていますが、落ちた直後は本当にそんな気持ちでした。
それくらい、卒検に落ちたことによる精神的ダメージは大きかったです。
結果を知りながらも帰れない待ち時間がつらい
卒検スタートから割と前半に補助ブレーキ発動が起こりまして。
私の通う教習所では一発終了が分かっていても最後まで検定内容をこなすので、終わったことがわかりながらも場内に戻って縦列駐車までをやり遂げました。
そしてそれから更に1時間ほど発表までに時間があったのですが、この時間がま〜〜つらかったですね。
ちなみに検定は前半組・後半組に分かれていて、私は後半組だったので約1時間で済みましたが、もし前半だった場合待ち時間は倍の約2時間だったことを考えると心底ゾッとします。
もし受かっていそうなら待ち時間でやろうと思っていた学科のテキストなどにはもちろん触れる気もおこらず。
一応持ってきていた本を読む気にもなれず。
ただただ空気を消して、やみくもに携帯をいじっていました。
ちなみにこの時の検索履歴がこちら。

心の闇を感じます。
そして発表時、精神的苦痛はピークへ
そしていよいよ結果発表です。
私の通う教習所では、見上げるくらいの位置に設置された少し大きめの画面に合格者の受験番号が映し出される方法を取っていました。
発表時は画面のある受付前に卒検を受けた人々が集められ、指導員の方がリモコンで操作するとパッと番号が表れ、合否がわかるというわけです。
落ちたことがわかっていて迎える結果発表。
この時ばかりは私の心の中に悪魔が巣食いましたね。
たのむ・・どうかあと1人でいいから・・
誰か落ちていてくれ・・・
そんな黒い心を知ってか知らずか、私以外にあともう1人の番号だけが、映し出された数字の羅列からポカリと抜け落ちていました。
この広い世界で巡り会えたふたり。
顔もわからず終いでしたが、私は心の中でたった一人の同志に熱いエールを送りました。
そして残された全神経を使って空気を消し、その場を立ち去ったのでした。
後日譚
そんな、苦い思いをたっぷり味わいましたが。
その後2回目の試験で、無事に合格を勝ち取りました。
その際、勇気をもらえた話を最後にここでさせて頂こうと思います。
2回目の試験が終わり、車内で指導員の方にその日の出来栄えについて話を聞いている際のことです。
「全体的に良かったし、何も言うことはないですよ」と言って頂き、ものすご〜〜くホッとしたあと。
「実はね〜、僕も最初卒検落ちたんだよ」
「え!!」
「後で聞きに行ったら、ちょっと曲がるの早かったよねって言われて。」
「えっ!!それだけで!!」
昔は今より卒検が厳しかったんだろうなぁと思った瞬間です。
そしてさらにその後。
合格者が教室に集まり、免許センターでの本試験についての説明を受けている際。
説明をしていた別の指導員の方が、話の流れの中で「僕は一回落とされて二回目で受かったんで、落とされた時の指導員の名前は忘れられないですね〜笑」と言ったのです。
『え!!この人も落ちたんだ・・!!』
そう、きっと昔は卒検のハードルが今よりも高かったのだと思うのです。
指導員の性格によって判断基準が違ったりもあったんじゃないでしょうか。
ですが、私がなにより言いたいのは、卒検に落ちるというあの精神的苦痛を味わいながらも、その後指導員となって教習所で働くまでになった人が二人もいたということなんです。
そう、卒検に落ちたって、一生運転が下手なわけじゃない。
努力すれば、きっと人並みに、いやもしかしたらそれ以上に上達する可能性だってあるんだ。
私のドライブライフは、まだこれからなのだから!
クヨクヨしていた気持ちが、そこでパァーッと晴れ渡る思いがしました。
だからどうか、全国の卒検落ちメンの同志達に、明るい未来が待っていますように。
アイハブアドリーム・・
いつの日か、自信に満ちた瞳で三車線道路を駆け抜ける日が来ることを・・
臆することなく、流れるように、高速の本線に合流する日が来ることを・・
アイハブアドリーム・・。
教習生スタンプ作ってみました。(汗)


学科お勉強スタンプもありますので、良かったらぜひ・・。
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