【第2子出産】上の子は立ち会う?私が立ち会いをやめたワケ

出産・子育て

こんにちは。

 

自分の子供に出産に立ち会ってもらうって、なんだかスゴイことですよね。

 

子供の年齢や環境などによって、みんなができることじゃないし、命の誕生の場面に立ち会うのはすごく貴重な体験になるかも?と、上の子の立ち会いを考えられる方も多いんじゃないでしょうか。

 

私も第二子出産の際にチラリと子供の立ち会いについて考えました。

 

そもそも立ち会い不可の病院や、もともと子供は病室棟に立ち入り禁止となっているところもありますが、私が出産をした病院は子供も含め立ち会い可能なところでした。

 

ちなみに子供の立ち会いについてのメリット・デメリットはよくこんな事があげられます。

 

【メリット】

命の誕生の場面に立ち会い、感動を分かち合える。

「お母さんの体から生まれてきた赤ちゃん」を見ているのでお世話に協力的。

励ましてもらえる。子供の前だからしっかりしようと思える。

 

【デメリット】

出血や、生々しい場面も多いので、子供にとってトラウマとなることがある。

 

長女は当時2歳半。

 

「わりとしっかりしていて話していることもよく理解してくれるので、意外と立ち会いできるのかも?」

「いやしかし怖がりな面があるから、出産を見たら恐怖を感じるんじゃないか?」

 

こんなことを思いつつ、はっきりと決められないでいました。

 

むしろ、それよりも「陣痛が深夜にきたら・・」「日をまたいだら・・」など下の子が産まれる時間帯によって上の子の面倒をどうみるかを考えることで頭がいっぱいでした。

 

なので立ち会いに関しては、「まっ、当日の雰囲気で決めればいいっかー!」とかなり適当な感じで考えていました。

 

そして出産当日!

 

朝から陣痛が始まり、病院へ。「日中にきてくれ〜!」と願った通りの時間帯にくるなんて、なんて親孝行な子なんだろうと思いました。

 

そして母・娘・私と車に乗り込み病院へ。

 

まだ陣痛はそこまで本格的になっていなかったので、母には病院の近くの公園へ娘を遊びに連れ出してもらい、私はひとりLDRの部屋にのこりました。

 

最初は部屋のベットから見えるテレビをつけて、のほほんとやり過ごす私。

 

「言っても2人目だし、2人目は産道ができてるから楽だとかもよく聞くし、こんな感じならむぎちゃん(娘)よぶのもありかな〜♪」くらいの余裕さ。

 

だがしかし、徐々に陣痛は本格的に・・。

 

内側からアンダースローで攻めてくる鈍痛に、次第に前のテレビで喋っている内容も頭に入らなくなってくる。

 

とにかくなにかで見たとおり、吐く息に集中して・・ふぅぅぅぅ〜〜〜。

 

ふぅぅぅぅ〜〜〜。

 

ふしゅぅぅぅぅ〜〜〜。

 

ふ、う、・・・んぉぉぉおぉぉお!!!!

 

あがぁ!!忘れてたぁ!!これだったぁ!!

 

これが子を産む痛みナンダっっっ!!

 

寄せては返す激痛の波を前にした、逃げられない戦い。

 

順調に余裕ゼロになったところで私は思いました。

 

「娘、よんじゃだめーーーーーーーーッッ!!!!」

 

だってすごくリアルに想像できたんです。

 

痛みで全く気を遣えない自分のところへ、何が起きてるかわからない娘が来て、質問攻めに合う地獄絵図が。

 

 

地の底を這うような私の雄叫びと、恐怖におののく娘の号泣がこだまする地獄絵図が。

 

そして、母から「どう?」と電話がかかってきたタイミングで言いました。

 

「私のことはいいから・・娘をお願い。」

 

こんな劇的なセリフを人生で言う日がくるなんて。

 

いやでもほんと、出産時に他の心配までしてたら気が散ってイキめやしないよ・・。

 

そして無事に息子は産まれ、その段階で母と娘に来てもらい、産まれたての赤ちゃんを見てもらったのでした。

 

赤ちゃんをお腹にのせ、すこしおっぱいをあげたのですが、その時の娘の表情は忘れられません。

 

写真も一枚撮ってもらったのですが、状況がつかめていないような、なんとも不安気な娘の表情がうつっています。

 

そんな娘も、今では弟を舎弟のように従えつつも(笑)、面倒見の良いお姉ちゃんになってくれました。

 

 

・・・と、いうわけで。私が娘の立ち会いをやめたワケは、

 

単純に私の心の余裕が0パーセントになり、娘が現場に来ることに怖気づいたためです。

 

ちなみにこんなことを書いた今でも、「子供に立ち会ってもらう出産って素敵だろうな」と思う気持ちは変わりません。

 

最後に余談ですが。

 

妊婦健診中からでかいでかいと言われ続けた息子の立派な頭部が災いしてか、私は2人目の出産のほうが痛かったです・・。

 

 

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