「1人遊び」をしない子。それ、ほとんど「性格」だと思います。

こんにちは、凡主婦ムーです。

“うちの子は、一人遊びをしてくれない。”
“相談すると、「構いすぎじゃない?」と言われた”
“常に一緒に遊ぼうで、家事がはかどらない”

「1人遊びしない問題」について悩んでいる方、結構いるんじゃないでしょうか。

我が家の長女がまさにそうでした。

基本的にごっこ遊びが大好きで、お絵かきにしても粘土にしてもとにかく一緒に遊びたい。

よく、「子供は遊びの天才」なんて言いますが。

「え、全然自分で遊ばないじゃん!!」

子供を産んで、衝撃を受けたことのひとつです。

で、私なりの結論として、タイトルにある通りほとんどの場合が「性格」だと思いました。

そう思った理由と、「1人遊び」をしない子だからこその良さなどについて、我が家の経験をもとに書いていきたいと思います。

1人遊びしない長女の変遷

「構いすぎた」?いや、そんな事ない!

確かに、長女は第一子だったため、下の子に比べればゆっくり見てあげられたところはあると思います。

だけど、私は長女が赤ちゃんのときから、あえて家事は長女が起きている時間にするように心がけていました。

「お母さんにもやらないといけない仕事があるということを、なんとなくわかっておいてほしかった。」

「“自分で遊びを見つけられるようになってほしいな”と漠然と思っていた。」

「近い間に2人目を、と考えていたので、下の子ができた時にも自然にこなせる家事のスケジュールにしておきたかった。」

おもにこんな理由からやっていたのですが、起きている間100%相手をしてあげるような状態にならないようにと思っていました。

さらに、私自身が家で子供と2人きりでずっと遊ぶのは苦手なタイプなので、基本的に児童館のようなところや公園へ出かけていました。

娘もわりと物怖じしないタイプだったので、外へ出た際にも隣にベッタリ張り付いていることはなく、どんどん1人で遊びに行く感じでした。

なので、「構いすぎたのか?」と聞かれれば、「いや、そんなことは無い!」と言いたいです。

おもちゃで遊ばない

1人遊びしない子あるあるだと思うんですが、おもちゃを遊びこむということがあまりないです。

ごっこ遊びが好きなので、自分1人でも楽しんでくれたら・・と期待したシルバニアファミリーも、当然「一緒に遊ぼう」となり。

色々促しはしましたが、自分でじっくり遊びこむところまではいきませんでした。

極めつけには、

「私がうさぎになるね。」

と、自分がシルバニアファミリーのうさぎちゃんになり、ごっこ遊びに興じるという、超展開まで見せました。

いや、シルバニアの意味よ・・。

気付いたら入園していた

「いつ1人遊びするようになるんだろう」とずっと思い続けて3年余。

「あれっ、入園しちゃった。」

そう、長女は結局そのまま入園しました。

ちなみにお友達の1人遊びをしない子のママも、全く同じことを思ったそうです。

もちろん、お手伝いを頼んだり、お絵かきをしたり、その一瞬一瞬に1人で打ち込むことはありました。

ごっこ遊びの好きな娘なので、1人で何役かのセリフをぶつぶつ呟いているような時もありました。

だけど、それを一定以上の時間をかけて打ち込む、のめり込むようなことはなく、結局は「一緒に」となるのでした。

特に2歳代ごろまでは、

“この子は、なにかに集中して打ち込むことができないんだろうか”

“誰かと一緒のことをしたり、相手の反応ばかりを見て、「自分で考える」のが苦手な子になってしまってるんだろうか”

こんなことを不安に感じて、ネットで検索をしたりしていた記憶があります。

だけど3歳を過ぎるころからは、諦めとともに段々と違う見方や、良い面も見られるようになってきたのです。

友達と遊ぶようになって気付いたこと

入園前、公園や子育て広場などで、お友達ができたりする中で気付いたこと。

娘は、「友達と一緒に遊びたい」という気持ちが強い。

公園で同年代の子や、少し上のお姉ちゃんやお兄ちゃんがいると、さりげなく近くをうろつき、一緒に遊びたいオーラを放っていました。

うまく気持ちが通じ合って、一緒に遊べたらものすごく公園をエンジョイする反面、うまくいかないとつまらなそうにして早めに帰るような時も。

少し上の子の後ろをついて回って、嫌そうな顔をされている時なんかは、母親の私が見ていてつらい時もありました。

そんな感じなので、「友達と遊ぶのが苦手で心配」みたいなことは一切なかったです。

1人遊びをしない子は、“人と遊ぶのが好きな子”?

そんな娘の姿を見ていてふと気付きました。

この娘は、「人に興味があって、人と遊ぶのが好き」なんだと。

もちろん、1人遊びをしない子の全てがこれに当てはまるとは思いませんが、ひとつのパターンとしてはあるなと思ったのです。

そう思った時、それまで「1人遊びをしない」ことのマイナス面ばかりを気にしていたのですが、「この子がそれが好きなら、別にいいか」と気楽に考えられるようになりました。

当然、相手をする大変さが変わるわけではないのですが・・。

息子が産まれて気付いた、「性格の違い」

第2子の息子を産んで、これまたびっくりしたこと。

「子供って、おもちゃで遊ぶんだ。」

おもちゃに対しての食いつきが、明らかに長女とは異なりました。

例えば、ジグザグの坂道を車やボールが降りていくようなおもちゃ。

娘は、その一瞬は楽しみつつも、すぐ飽きて「ふーん」といった感じ。

息子はずっと眺めて、何度もやって、早い段階から自分で上手く車を乗せられるようになっていました。

そしてまだ赤ちゃんの時から電車に対する食いつきが良く、男の子でよく聞く話ですが、教えなくとも自然とおもちゃの列車を動かして遊びました。

上が女の子という事もあり、家の中に電車のおもちゃがあったわけではないので、もうこれはDNAに組み込まれているんだと思いました。

ちなみに旦那も電車が好きだったそう。

それ以外のおもちゃに対しても、子供によって反応がこんなにも違うのかと驚かされました。

“好き”なものにしか、“夢中”になれない

これ、ほんとに、すごーく当たり前のことだとは思うんですが。

私はこの事に気付いて、ハッとしました。

例えば電車が好きな子は、「電車が大好き」だから夢中になれる=一人遊びができる。

一方で娘は、

「人と遊ぶのが好き。」

「体を動かすのが好き。」

「おしゃべりするのが好き。」

娘の“好き”は、家での一人遊びには繋がりにくいものだった。

ただそれだけの事だったのかも、と思ったのです。

ちなみに娘は赤ちゃんの頃から絵本が大好きなのですが、自分でひらがなが読めるようになってからは、1人で絵本を読むのに没頭する姿がちょくちょく見られるようになりました。

要するに、こちらがアレコレと心配したりお膳立てをしてやらなくても、その子が好きなことさえ見つかれば、勝手に「一人遊び」が増えていくのだろうなと。

1人遊びをしない子だからこその良さ

とはいえ、「一人遊びをする子」と「しない子」では、付き合う親の側からすれば負担が大きく違います。

私自身、娘と息子が正反対のタイプだったので、その違いはすごく感じました。

ずーっと話しかけられているのって、地味にすごく疲れるんですよね。

ただ、「一人遊びをしない娘」だからこそ良かったところ、助かったところもありました。

下の子と遊ぶのが好き

とにかく誰かと一緒に遊ぶのが好きなので、赤ちゃんの時からよく構ってくれ、コミュニケーションが大分とれるようになる1歳半ごろからは特に、2人でもよく遊ぶようになりました。

下の子は基本的になんでも上の子の真似をしたがりますし、遊びに混ぜてもらえるととても喜ぶものです。

だけど自分の世界でどっぷり一人遊びをするタイプの子からすると、下の子がそこに入ってきて邪魔をするので、すごく嫌がる場合が多いと思います。

自分が大好きで没頭している世界を壊されるのだから、まぁ当然ですよね。

その点では、「1人遊び」をするほど大好きなおもちゃがあるわけでもなく、むしろ誰かと一緒に遊びたい娘の性格にすごく救われました。

姉弟で遊んでくれると、色々な場面で母としてはものすごく助かるので。

喧嘩ももちろんありますが、これから息子が成長していく中で、さらに2人での遊びが発展してくれることを期待しているところです。

最後に

「1人遊びをしない子」が、必ずしも「人と遊ぶのが好き」というわけではないですが、一緒にたくさん遊んでもらったぶん、遊び方やコミュニケーションは得られているんじゃないかと思います。

終わりのないごっこ遊びなど、気が遠くなるような瞬間もありますが、きっとそれもまた過ぎ去れば一時のことなんでしょう。

うんざりする日もあるけれど、ゆっくりじっくり、娘が没頭できる「大好き」を発見していけたらいいなと思う今日このごろでした。

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